施設名称 | 真宗大谷派 光耀山 淨林寺本堂修理(ジョウリンジ) |
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竣工日 | 令和7年9月 西暦2025年9月 |
場所 | 大阪府 大阪市東成区中道 |
建物・大きさ | 間口5間×奥行5.5間 |
仕様 | 木造,入母屋造,流れ向拝付 浜縁上 二軒,その他一軒疎垂木 ①小屋組をはじめとした各所軸組補強工事 ≪屋根地修正工事≫-野垂木から上を新規材にて取り替える。必要に応じ野母屋 の交換ならびに小屋筋交いを新設する。 ≪小屋組補強工事≫-小屋土台を堅固にするための火打梁補強ならびに水平筋交いを設け、身舎小屋と庇小屋とを構造的に一体化させるための繋ぎ材等を設ける。腐朽した部材や桔木の全面的な見直しを行うとともに可能な限り軒反りを修正する。 ≪柱頭部補強工事≫-地棟を支える柱頭装置(平三ツ斗)の両脇に束を立て上部負担荷重を分散させる。 ≪床下補強工事≫-沈下量の多い柱足元に、屋根軽量化に加えて接地圧を低減させるための処置を施す。身舎の柱脚同士を新設土台や挟み土台で繋ぎ一体化を図るとともに庇柱とも繋ぐ。通風のための床下換気口を必要に応じて新設する。 ②耐震補強工事 ≪準備工事≫-柱の不陸修正ならびに傾き修正(身舎のみ)を軸組全体のバランスを鑑み実施する。 ≪耐震壁工事≫-本堂正面隅には新たな「Lの字」耐震フレームを既存軸 組に添え付ける。余間・廊下境に新設柱を立てるとともに既存小壁とのハイブリット耐震要素を設ける。「日の字」中央に位置する外陣~内陣境の軸組に耐震要素を設ける。庇部分には身舎軸組を助けるための構造用合板耐力壁を設ける。 ≪床下および小屋組工事≫-新設耐震要素が建物全体に働くように柱脚ならびに小屋補強を施す。屋根は桟瓦空葺き工法にすることで、屋根荷重の低減を図る。 ③意匠改修工事 ・漆喰壁塗替え、妻破風板巻きの板金張替を行う。 ・外壁トタン貼替(本堂裏及び下屋部分) ・向拝中央部と西側一部の軒先化粧材の部分取替を行う。 ・外陣天井板貼替及び塗装工事 ・高欄新規取替、浜縁板再利用(部分補修含む) ・本堂正面三方クリーニング工事 ・照明器具取替工事 |
建物種別 |
修理 |
宗派 |
浄土真宗 |
金額 | 7080万円(税別) |